22日①北原亞以子「消えた人達」 Merci Madame Y.

 

亡くなって5年も過ぎてしまった… 、時代小説の北原亞以子。

気っ風がよくって、サッパリした読み応え。

加えて、女性が描く時代ものなのか違和感がないのがいい。

今日の本は、亡くなってから纏められた短編集(全10篇)。

 

探さないでと書置き1枚で疾走した女… 。

そうは云っても残された者は、ハイそうですかとなりません。

まして、恋女房なら探さずにはいられない。

探しして、傷付くこともあると周りは考えるけれど… 。

江戸の人情・風情を取り混ぜてストーリは展開。

 

上質の時代ものの小説って、

いつ読んでもホッとするような読後感を味わえるのが嬉しい。

 

そんな、こんな。

 

 

 

 

おしまい。

 

 

 

 

 

※ まだまだ、風は冷たいビスキャロス。

  でも、ふと目に飛び込む黄色の水仙。

  本番の春は近い。

 22日②何気に春