Merci Madame Y.
「三たびの海峡」を1冊読んで、唸ってしまった作家さん。
今日の本は待望の2冊目読み。
裏表紙の解説から、あらま、ミステリ?
いえいえ、やはりミステリトと単に括れない本でした。
閉鎖病棟、精神を患って閉じ込められる患者たち。
まったく、知らない世界。
しかし、世間と同じ人間関係、苦しさ、優しさ、そして、希望もある…。
患者の視点から、淡々と語られるストーリは心に食い込んでくる迫力があります。
著者、現役の精神科医なんだなあと、つくづく。
この本、山本周五郎賞を受賞しています。
ほんとねえ、貰って当然だな。
おしまい。
※ 仏へ来て15年、南天を見たのは同地で初めて。
お正月っぽいなあって思わずニンマリ。
(中国は、今まさにお正月。日本では女正月とも呼ばれるんでしたよね?)