Merci Madame Y.
小山 薫堂/こやま くんどう(1964年生まれ)、初読み。
と、調べてみたら、小説(短編10本)でのデビュの1冊目だそうです。
放送作家として有名な方で、映画「おくりびと」と脚本も、この方。
実力派?
表題作「フィルム」は、懐かしい紙焼き写真のフィルムがキーとなった作品。
幼い頃に出奔してしまった父が死に、残された荷物の中に現像されていない1本のフィルムが… 。
ロマンティック系かなと読み始めたら、これがなかなか辛い内容。
しかし、あるわね、こんなことも。
嘘っぽい中に真実が垣間見える、そんな感じがします。
他の作品も作り物めいているのに説得力あり。
人生、こんな不運も、こんな失恋もある… 。
シアワセより、苦いことの方が多い?
仕方ないか?
おしまい。
※ 先日、顔写真がなく残念だったジョニー・アリディ。
今月号の雑誌「ELLE」の表紙を飾ってた。
私たちのジョニーと書いてある、若い女性向きの雑誌に!!
(享年74歳、この写真、イメージは変わっていない)
