25日①小山薫堂「フィルム」 Merci Madame Y.

 

小山 薫堂/こやま くんどう(1964年生まれ)、初読み。

と、調べてみたら、小説(短編10本)でのデビュの1冊目だそうです。

放送作家として有名な方で、映画「おくりびと」と脚本も、この方。

実力派? 

 

表題作「フィルム」は、懐かしい紙焼き写真のフィルムがキーとなった作品。

幼い頃に出奔してしまった父が死に、残された荷物の中に現像されていない1本のフィルムが… 。

ロマンティック系かなと読み始めたら、これがなかなか辛い内容。

しかし、あるわね、こんなことも。

嘘っぽい中に真実が垣間見える、そんな感じがします。

 

他の作品も作り物めいているのに説得力あり。

人生、こんな不運も、こんな失恋もある… 。

 

シアワセより、苦いことの方が多い?

仕方ないか?

 

 

おしまい。

 

 

 

 

 

※ 先日、顔写真がなく残念だったジョニー・アリディ。

  今月号の雑誌「ELLE」の表紙を飾ってた。

  私たちのジョニーと書いてある、若い女性向きの雑誌に!!

  (享年74歳、この写真、イメージは変わっていない)

  25日②ジョニー・アリディ