キツイけれど、読んで良かったと思う小説。
吉村昭、読むごとに惹かれてゆきます。
出来事の記録を探し、登場人物・ストーリ展開を決めて書き上げる。
(記録文学と分類されている)
こんな作家が居たんだと思ってしまう。
今回の本は、黒部第三発電所工事の記録小説。
黒部の地下、高熱地下を掘り進めトンネルを貫通させる顛末です。
(タイトルの「高熱隧道/こうねつずいどう」とは、トンネルのこと)
ここ、科学者たちが予想した温度をはるかに上回る165度という高温。
凄まじいです。
もう、こんな工事は中止… 。
それが休止されない。
戦火の足音…、その準備。
大きな事故で犠牲者が多発しても、天皇の見舞金なんか出てしまって継続。
以後も死亡事故が起こるものの… 。
貫通…。
小説のラスト… 。
読んでみて、息が詰まる… 。
おしまい。
(貧乏人は、こんな労働力となって死んでゆくの?)
※ 本が… だったから、
このコーナーはカジノ入口なんかUPしたりして。
こんな中世のナイトがお出迎え。
レビュー/Reburも開催されてることもあってニギヤカ。
( ↑ フレンチカンカンみたいなショーのこと)