8日①桐野夏生「柔らかな頬 上下巻」

 

昨日の静謐な小説と違って、今日の本は病める現代のミステリと云えそう。

タイトルにある「柔らかな頬」とは幼い女の子の頬……。

 

自分の欲求に忠実に生きたい母の身勝手さ?

病魔を抱え、イビツな精神で迷宮入りしそうな事件を追う元刑事?

 

主人公も登場人物たちも、不幸。

真実って残酷だし埋もれてしまう可能性が高い、っでしょ?

それを、掘り起こす執念は人を幸せにするのかな。

人って愚かだなっと思わせられちゃう。

 

いや、パワフルな小説。

これで、この著者は直木賞を受賞。

そうでしょうねえ……。

好みの人には、おおって感じ?

 

けれど… 好きじゃないです、この本。

(一応、☆は4つにしたけれど、再読ナシの☆2つが本音)

 

 

おしまい。

 

 

 

 

 

※ 昨日、散歩友だちをUPしたから、ウチのゴロも出しちゃお^^

  秋ねぇ~、陽だまりで寝落ちしちゃってる。

  今日更新の http://lapiefr.exblog.jp/ も秋をテーマに。

  日本の「それ」より、淡い色、見てくんなまし。

  (でもって、今日は金曜日だけれど「金曜日の閑話し」は、見合わせ。

   読了本が溜まってるんだもん。勝手でスンマソン。。)

 8日②涼しくなって