杉本苑子、文化勲章も受賞されている歴史・時代もの小説家。
今年の5月に亡くなられたのですね(1925~2017年、満91歳没)。
先日、ふと、ネットで知りました。
ちょうど、未読だった「鳥影の関」が棚にあったので読むことに。
ほんと正統派、ひと時代昔の女性物語。
良かったです。
主人公、前に年に夫を亡くして一人暮らしの四十路。
良人は武士、それもかたき討ちから逃げて暮らした二十年があったのです。
ひっそりと元箱根の関所付近に居住(住民には浪人と称して)。
子どこ達に字を教え、細々とした清貧。
凛とした生活は周りからも好感をもたれて…。
結果、関所での女性を調べるお役目を授かる… 。
ま、こんな感じ、落ち着いてて静かで。
でもね、隠れた恋心が。
いいなあ、たまには、こんな読書も。
おしまい。
※ 今日、ウチに遊びに来てくれた仔。
ゴロの散歩友だち。
白内障の悪化で片目喪失。
(もう数年のお付き合いなのに分からなかった)
でもでも、可愛いのよ^^