7日①杉本苑子「鳥影の関 上下巻」

 

杉本苑子、文化勲章も受賞されている歴史・時代もの小説家。

今年の5月に亡くなられたのですね(1925~2017年、満91歳没)。

先日、ふと、ネットで知りました。

 

ちょうど、未読だった「鳥影の関」が棚にあったので読むことに。

 

ほんと正統派、ひと時代昔の女性物語。

良かったです。

 

主人公、前に年に夫を亡くして一人暮らしの四十路。

良人は武士、それもかたき討ちから逃げて暮らした二十年があったのです。

ひっそりと元箱根の関所付近に居住(住民には浪人と称して)。

子どこ達に字を教え、細々とした清貧。

凛とした生活は周りからも好感をもたれて…。

結果、関所での女性を調べるお役目を授かる… 。

 

ま、こんな感じ、落ち着いてて静かで。

でもね、隠れた恋心が。

いいなあ、たまには、こんな読書も。

 

 

おしまい。

 

 

 

 

 

※ 今日、ウチに遊びに来てくれた仔。

  ゴロの散歩友だち。

  白内障の悪化で片目喪失。

  (もう数年のお付き合いなのに分からなかった)

  でもでも、可愛いのよ^^

 7日②ゴロの散歩友だち