谷崎潤一郎(1886~1965年、79歳没)の「盲目物語」を読みました。
先の東京で、「武州公秘話」を探したけれどなく……、取り敢えず購入。
でもでも、奇態を上回る読み応え。
(小躍り。さすが文豪の作)
物心がつく前に盲い、あん摩、三味線の技で戦国時代(安土桃山)を生き抜いた法師の思い出語り。
信長の妹君、娘で秀吉のお方となった淀君との思い出話。
それが、独特の語り口で展開されるんです。
もうね、1行目から引き込まれてしまいました。
文章が、ひらがな主体(漢字が戸惑うように挟まれてる)。
それが、なんとも言えないチャーミングさで……。
もっちろん、話し自体も面白くって。
大まかな話しって、歴史としても有名じゃないですか。
例えば、秀吉の立身出世、信長の非業な最期とか。
その陰に生きたお姫さま話し。
ちっと、下世話になったり…、あっと、でも、品格保ちつつ^^
いや、ホント、読書の醍醐味たっぷり。
おしまい。
※ だいたい、毎朝6~7時頃、置き網が引上げらる。
アジ・イワシ・アマダイ・スズキなどなど。
でも、ご近所では買えない、それが悲しいなあ。