1日①中島要「しのぶ梅」 Merci Madame Y.

 

初読み作家さん。

ネット検索したけれど、詳しいこと分からず…、年齢も不明。

 

ほんと時代小説作家って多い(もう下火になってるとも感じるけれど)。

けれど、本書、着物がらみで着想が新鮮。

これシリーズ本の第1冊目。

で、登場人物の紹介みたいな感あり。

 

主人公、着物始末屋。

これが出目に問題あり男子だけれど、渋いんです(魅力的、男の実魅力?))。

周りに、濃い個性の登場人物がいて設定がいいなあって思いました。

いちばん身近な、主人公がとっつぁんと呼ぶ古着屋の爺さんはもと盗賊。

大店のちっとダサくって、気の回らない若旦那もいて、騒がせてくれる。

要するに分かりやすい小説なんです。

 

主人公の彼にぞっこん惚れちゃうのが飯屋の18歳娘。

いいんです、彼女(素直。真っ当、こまち娘!!)。

連作短編、続きものっぽい仕立で、次が読みたくなる。

(ネト検索検索によると7冊目でこの二人が結ばれるみたい)

 

ああ、先が読みたい。

 

 

おしまい。

 

 

 

 

 

※ 今日、5月1日はメーデー。

日本は労働者のって感じだけれど、フランスはスズランの日の方が強いイメージ。

花屋・スーパーは先週あたりからスズランを売ってる。

スズランはシアワセ運んでくれるんですって。

1日②スズランの日