Merci Madame Y.
初読み作家さん。
ネット検索したけれど、詳しいこと分からず…、年齢も不明。
ほんと時代小説作家って多い(もう下火になってるとも感じるけれど)。
けれど、本書、着物がらみで着想が新鮮。
これシリーズ本の第1冊目。
で、登場人物の紹介みたいな感あり。
主人公、着物始末屋。
これが出目に問題あり男子だけれど、渋いんです(魅力的、男の実魅力?))。
周りに、濃い個性の登場人物がいて設定がいいなあって思いました。
いちばん身近な、主人公がとっつぁんと呼ぶ古着屋の爺さんはもと盗賊。
大店のちっとダサくって、気の回らない若旦那もいて、騒がせてくれる。
要するに分かりやすい小説なんです。
主人公の彼にぞっこん惚れちゃうのが飯屋の18歳娘。
いいんです、彼女(素直。真っ当、こまち娘!!)。
連作短編、続きものっぽい仕立で、次が読みたくなる。
(ネト検索検索によると7冊目でこの二人が結ばれるみたい)
ああ、先が読みたい。
おしまい。
※ 今日、5月1日はメーデー。
日本は労働者のって感じだけれど、フランスはスズランの日の方が強いイメージ。
花屋・スーパーは先週あたりからスズランを売ってる。
スズランはシアワセ運んでくれるんですって。