Merci Madame Y.
初めて読む作家さん。北 重人/きた しげと、1948~1909年(享年61歳)。
小説家で、造園家でもあった。
この本、私小説と云うより追憶小説?
自身の記憶をもとに膨らませて書かれているように想像しました。
時代設定は昭和40年代。
まだまだ、日本は好景気とは言えない時代。
大学進学のために新聞販売店に入所した1年間の物語り。
当時は、食・住で仕事につける時代だったようです。
(今もあるのかな? パチンコ屋・地方の旅館?)
昨日の「土」が大昔なら、これは、昭和という昔の話し。
やはり、お金がないのって辛いです。
このお話しになってる新聞販売店配達人の個室って壁が段ボール。
入居者から、鳥かごと呼ばれている。
大きな違いは、ちゃんと勉強して大学進学を実現できること。
そして、それなりの社会人として成るわけ。
真摯な小説。
読み応えもたっぷりです。
おしまい。
※ 暴走トラック事件の対応のための工事が真っ盛り。
予定では5月いっぱいで完成。
今は、ビーチレストラン、こんな感じで客寄せ。