30日①司馬遼太郎「花妖譚」 Merci Madame I.

 

今日の本は古いです。出版されたのは2009年。

でも、書かれたのは1954年から1年余りの短編作品。

まだ、司馬遼太郎という名のデビュー前、

本名の福田定一名義で雑誌の連載されたものだそうです。

 

タイトルに「妖しい」という字の通り、花にまつわる幻想ものの短編集(全10篇)

 

花という括りだけで、ギリシア神話からの「水仙」だったり

中東の小話から材を取った「サフラン」だったり。

 

司馬遼太郎という歴史小説家が生まれる前の感じ……?

伝わってきます、とても。

で、本音を云えば、これら幻想小説の方が読みやすい^^。

軽く読めるんです。

歴史上の人物が右往左往は、ちと面倒ですもん(ワタクシの好み^^)。

コッチ方面の小説を書いてくださってたら、もっと、読んだかも。

 

 

おしまい。

 

 

 

※ 掃除道具、縄とかホースなど用具類を売ってる個人商店のウインド。

何だか懐かしい(昭和のイメージ?)。

日本に住んでた10数年前、もう、この手の店ってなかった気が… 。

トイレのスッポンなんて、まだある?

30日②まだある…