Merci Madame I.
今日の本は古いです。出版されたのは2009年。
でも、書かれたのは1954年から1年余りの短編作品。
まだ、司馬遼太郎という名のデビュー前、
本名の福田定一名義で雑誌の連載されたものだそうです。
タイトルに「妖しい」という字の通り、花にまつわる幻想ものの短編集(全10篇)
花という括りだけで、ギリシア神話からの「水仙」だったり
中東の小話から材を取った「サフラン」だったり。
司馬遼太郎という歴史小説家が生まれる前の感じ……?
伝わってきます、とても。
で、本音を云えば、これら幻想小説の方が読みやすい^^。
軽く読めるんです。
歴史上の人物が右往左往は、ちと面倒ですもん(ワタクシの好み^^)。
コッチ方面の小説を書いてくださってたら、もっと、読んだかも。
おしまい。
※ 掃除道具、縄とかホースなど用具類を売ってる個人商店のウインド。
何だか懐かしい(昭和のイメージ?)。
日本に住んでた10数年前、もう、この手の店ってなかった気が… 。
トイレのスッポンなんて、まだある?