人気作家、三浦しをんの本。
もう、何冊も読んでいるけど好きにはなれず……。
…、だったのですが、なんと、気に入っちゃった^^
主要登場人物は3人。
小さな島で生まれて育った男2人と女1人。
まだ、十代の頃、津波で島民の大部分が死亡。
彼らは、否応なく離ればなれとなり、それぞれの生き方へ。
三十路も半ばを過ぎてから、妙な具合に3人の縁が繋がる…。
過去を捨てきれない、好きでいること、秘めて蓋して暮らしていた?
理不尽な境遇、どうしようもない心の葛藤。
過激な暴力の発生。
人って、抗えないことってあるでしょ?
運よく、平和に生き続けることができてる……のかもしれない。
拘(こだわ)ることを持っていないシアワセもあるなって思ったり。
はあ、難しい。
この小説、そんなこんなを考えさせてくれます。
ちょっと、大好きな吉田修一を思い出しちゃった。
おしまい。
※ 極楽鳥花の季節へ。
次々と咲き始めてる。派手な花。
きれいとは何となく違うような?
とぼけてるみたいにも見えちゃって、不思議だw。