26日①三浦しをん「光」 Merci Madame I.

 

人気作家、三浦しをんの本。

もう、何冊も読んでいるけど好きにはなれず……。

…、だったのですが、なんと、気に入っちゃった^^ 

 

主要登場人物は3人。

小さな島で生まれて育った男2人と女1人。

まだ、十代の頃、津波で島民の大部分が死亡。

彼らは、否応なく離ればなれとなり、それぞれの生き方へ。

 

三十路も半ばを過ぎてから、妙な具合に3人の縁が繋がる…。

 

過去を捨てきれない、好きでいること、秘めて蓋して暮らしていた?

理不尽な境遇、どうしようもない心の葛藤。

過激な暴力の発生。

 

人って、抗えないことってあるでしょ?

運よく、平和に生き続けることができてる……のかもしれない。

拘(こだわ)ることを持っていないシアワセもあるなって思ったり。

 

はあ、難しい。

この小説、そんなこんなを考えさせてくれます。

ちょっと、大好きな吉田修一を思い出しちゃった。

 

 

おしまい。

 

 

※ 極楽鳥花の季節へ。

次々と咲き始めてる。派手な花。

きれいとは何となく違うような?

とぼけてるみたいにも見えちゃって、不思議だw。

26日②極楽鳥花