この本、この作家さんの売れスジ「姫川玲子シリーズ」5冊目(現在、7冊目までアリ)。
(このシリーズだけで、累計300万部突破しているんですって)
面白いです。
最初のページを読み始めて、すぐに、おいおい、これは止められないって感じ。
長め短編4篇連作。
姫川シリーズとはなっているけれど、この本においての登場は顔出し程度。
彼女の周辺人物が主役を張ったものばかり。
(書くの忘れちゃった、このシリーズは警察ものミステリ)
4篇の主人公はすべてことなるものの、全部を読み通すと1篇の長編となる構造。
この辺りも、この作家さんらしくっていいな。
(キャラがそれぞれ、非常に個性的で魅力的。年齢も、性格も、生活環境もまったく違う)
全編に貫くのは、パソコン・ネットがバックにある殺人事件。
それが、事件の連鎖的発生のキーポイントに仕立ててあるんです。
(実行犯と、そのバックと云うか…)
その微妙な展開の仕方がミステリの醍醐味に。
ふ~ん、これ読んでもらわないと分かってもらえないかな?
マジ、面白いですとしか言いようがない…ごめんなさい。
おしまい。
※ 嵐が去ったものの、海の波は高い。ビーチのレストランも波に相当やられたみたい。
今日更新のhttp://lapiefr.exblog.jp/ も、この朝のショットを。
無彩色の日本風に表現すれば幽玄の世界が広がっていた。