20日①誉田哲也「観戦遊戯」 Merci Madame I.

 

この本、この作家さんの売れスジ「姫川玲子シリーズ」5冊目(現在、7冊目までアリ)。

(このシリーズだけで、累計300万部突破しているんですって)

面白いです。

最初のページを読み始めて、すぐに、おいおい、これは止められないって感じ。

 

長め短編4篇連作。

姫川シリーズとはなっているけれど、この本においての登場は顔出し程度。

彼女の周辺人物が主役を張ったものばかり。

(書くの忘れちゃった、このシリーズは警察ものミステリ)

 

4篇の主人公はすべてことなるものの、全部を読み通すと1篇の長編となる構造。

この辺りも、この作家さんらしくっていいな。

(キャラがそれぞれ、非常に個性的で魅力的。年齢も、性格も、生活環境もまったく違う

 

全編に貫くのは、パソコン・ネットがバックにある殺人事件。

それが、事件の連鎖的発生のキーポイントに仕立ててあるんです。

(実行犯と、そのバックと云うか…)

その微妙な展開の仕方がミステリの醍醐味に。

 

ふ~ん、これ読んでもらわないと分かってもらえないかな?

マジ、面白いですとしか言いようがない…ごめんなさい。

 

 

おしまい。

 

 

 

※ 嵐が去ったものの、海の波は高い。ビーチのレストランも波に相当やられたみたい。

今日更新のhttp://lapiefr.exblog.jp/  も、この朝のショットを。

無彩色の日本風に表現すれば幽玄の世界が広がっていた。

20日②嵐の後