今日は大好きな作家さん。
もうもう、一気読み。
ある殺人事件。
その犯人は判明したものの逃走中。
物語りは事件の1年後。
その犯人ではという3つのケースが並行して描かれてゆきます。
ひとつは、房総の港街。
ふたつ目は、東京。
最後の3つめは、沖縄の離島。
自分の過去を隠して生きる、この3人の中に犯人はいる…。
逃走中も暮らしていれば、人との係わりが生じ、その関係も複雑化。
繋がりが出来て、犯人ではと疑問を持った人たちの辛さ。
この過去が判然としない人間を、どこまで信じるか。
読んでいると、それぞれが犯人ではないかと思ってしまう。
登場人物たちの葛藤が息苦しいです。
でも、知りたくって目が先へ先へと進んじゃう。
はあ、吉田修一。
おしまい。
(今年9月に映画化され全国公開の予定ですって。
それから、登場人物のひとり、沖縄の高校生・男子がいい子でタメ息が)
※ ニース、旧市街地にはカワイイ水飲み場?
いえいえ、この水は飲んではいけないと表示。
1830年の設置。
どこからの水なのかな?
取り敢えず、これは手足を洗う水みたい。