面白いっです、この本。
でも、ちと内容が古い…。
(初版1988年。手持ちは2007年第8刷)
今の時代じゃないのが、サミシイ。
現代バージョンのを読みたい。
田辺聖子と云えば、とても以前になるけれど週刊文春の連載エッセイ「カモカのおっちゃん」。
小説家なので、小説を考えたら思い出せない。
どうも、エッセイストみたいに感じてしまっている。
本書もエッセイのノリ。
タイトルが川柳一句。
それに似た秀逸な作品がピックアップされている。
(田辺聖子、ご推奨の^^)
でもでも、川柳って多種多様。
くっふふって笑うもの、時事もの、皮肉もの、愛があふれるもの……。
そして、苦笑あり、爆笑あり……。
・ 結婚をするほど野暮な恋をせず/乱雷
・ 調べたら皆勤だった地味な人/岩井三窓
・ 良妻で賢母で女史で家にゐず/川上三太郎
などなど。
作者の年代(1928年生まれ)であれば避けられない戦争ものの川柳も。
これ結構、きつい。
笑うだけでもないのだと、しみじみ。
まっ、そんなこんな。
五七遊びが好きなワタクシにとっては、新たな手元本に。
おしまい。
※ ニース・センター歩いていたら、こんなTシャツが。
あまり、センスがいいとは言い難いけれど面白いかなとワンショット。
(やっぱり、好きじゃないな^^)

