この作家さんを読むのは2冊目(今月3日アップの、「アウトクラッシュ」が初読み)。
本書がデビュー作(2004年)で「このミステリがすごい大賞」を受賞。
暗黒小説と呼ばれる類の小説。
残酷、過酷、息詰まる……。
でも、不愉快じゃないのです。
ぐいぐい引き込まれて、初読みだった本同様、ノンストップ一気読み。
ちっと、疲れますが……。
しかし、嫌いな人は読めないかも。
殺人、それも複数。
しかも、残虐ときてます。
裏にはカワユイはずのJK(女子高生)。
主人公は、この姿をほとんど現さない彼女の父親。
ズタボロです、満身創痍…。
いやいや、日本もこの手の小説が徘徊するようになったのね。
(米国ミステリに嵌った頃に好きだったアンドリュー・バックスっぽい)
おしまい。
※ この本、2014年に映画化されてる。
主人公・役所広司。いいかも…。
You Tube で予告編をチェック。
娘役がねえ、難しいと思う。あの暴力シーンはどうなってるのかな?
原作通りなら、山盛りのR指定でしょう。