30日①深町秋生「果てしなき渇き」  Merci Madame I.


この作家さんを読むのは2冊目(今月3日アップの、「アウトクラッシュ」が初読み)。

本書がデビュー作(2004年)で「このミステリがすごい大賞」を受賞。


暗黒小説と呼ばれる類の小説。


残酷、過酷、息詰まる……。

でも、不愉快じゃないのです。

ぐいぐい引き込まれて、初読みだった本同様、ノンストップ一気読み。


ちっと、疲れますが……。


しかし、嫌いな人は読めないかも。

殺人、それも複数。

しかも、残虐ときてます。


裏にはカワユイはずのJK(女子高生)。


主人公は、この姿をほとんど現さない彼女の父親。

ズタボロです、満身創痍…。


いやいや、日本もこの手の小説が徘徊するようになったのね。

(米国ミステリに嵌った頃に好きだったアンドリュー・バックスっぽい)



おしまい。




※ この本、2014年に映画化されてる。

主人公・役所広司。いいかも…。

You Tube で予告編をチェック。

娘役がねえ、難しいと思う。あの暴力シーンはどうなってるのかな?

原作通りなら、山盛りのR指定でしょう。

30日②映画「渇き」