現在、現役小説家の中の一番大家?
赤猫とは、江戸伝馬町牢屋敷において火事で牢から解き放されることだそうで。
(解説によれば、初めて知ったのは故松本清張の作品からとか)
火事で、牢から出られちゃうって、すごいな。
プラス、どうも、火事が収束したら囚人の皆さん、戻ったようです。
(ちゃんと戻れば、刑が軽くなるそうな)
で、この本は明治元年、江戸最後の赤猫事件のお話し。
サイコロ賭博の任侠人・旗本御曹司の官軍辻切り犯・江戸夜鷹の元締め姐さん。
この3人の顛末と、影の立役者が登場。
でもね。
読んでると、何となく想像がついちゃていけない…。
「天切り松の闇がたり」と、テイストが同じなんです。
まあ、昔がたりで、江戸弁で…。
気風はいいけど、これまた、同じねえ、って、気がしてしまふ。
愉しめるけれど、2番煎じ、3番煎じって感じが否めない。
おしまい。
※ シシャモ~。
ロシアの食材店で見つけて購入。
ちょっと、焼きはじめたら独特なニオイが発生。
急遽、生姜をすりおろして…。
美味しくなかった……。
塩っぽくて、独特な臭み?