2日①西村賢太「苦役列車」  Merci Madame I.


苦役列車…、人生、苦役列車に乗車するのと同じ?


自ら、小説家ではなく私小説家と称している作家さん。

本書で芥川賞を受賞し、以後、〇〇 っぽい生き方を目差してるみたい。

(いや、どう表現したらよいか…)


こんな苦労をする人もいるのだな。

父、強盗強姦で逮捕。

両親の離婚。

中学を卒業で独立。

鶯谷家賃8000千円の部屋に住む。

肉体労働で日銭を稼いで生活。


はあ、よく作家になったわね。


これだけで、タメ息。

本書、超絶な説得力アリ。

私小説だもの。


とても。興味深かった。

文章も独特な魅力があって、不思議な言語感覚。

あっ、これ、いい意味で。



おしまい。

(これ、再読します、必ず)





※ 久しぶりに旧ニース街へ。

教会の前に、こんなんアリ。

お留守の乞食さん。

写真、1ユーロだそう。

2日②写真は1ユーロ