13日①嶽本野ばら「ゼウスの捨て子」  天井裏本


この本も再読だけれど、ブログにはアップしていないと思います。

ちと、問題を抱えてしまっている作家さんですが…、

作家らしいとも言えるかな。


この本、史実と虚構をない交ぜにしてストーリを構築した小説。

この作家さんらしく、主人公は天草四郎。

綺麗な男性だったとされていますもんね、この作家さんの趣味にぴったり。


昔々、

長崎出島からポルトガルへ行った女性の息子が天草司郎と設定。

(そんな女性がいたのは事実みたい)


いやあ、神さまに? 復讐……?。

独特の解釈と展開です。

けれど、信仰とはという解釈はちゃんと提示してあるんです。

もちろん、辻褄もあってて納得。


読ませます。


眉唾って言っちゃおしまいです。

小説ですから。

愉しませてくれるのは事実だもん。



おしまい。





※ 南仏名物、果物の砂糖煮。

  夕方、店先を通ったら売り切れ直前風情。

  売れるんだなあって、妙に納得。

  (そんなに、売れるもんじゃないと思い込んでた。認識不足。。)

  13日②果物の砂糖煮