未読本が乏しくなったので、再読。
表紙のイラストで、鮮やかなラストを思い出しました。
ステキなんです、ラスト。
作家さん、中国が文化大革命の頃が十代後半。
両親が医師という家庭だったため、再教育という田舎暮らしを体験。
その時代を下敷きに書かれたのが本書。
かなり過酷。
もう農作業何ていえない労働。
外国の翻訳書なんてとんでもない時代にも関わらず、密かに読む。
主人公と同世代の友人。
この二人の生活にタイトルにあるような小さなお針子が登場。
友人が彼女に恋をしちゃうんです。
で、
彼女を都会的な女性にすべく、バルザックを読み聴かす……。
さあ、どうなるんでしょ。
興味がある方は図書館へどうぞ。
なかなか興味深いおススメ本です。
おしまい。
(この作家さん、文革以後、国の給費学生としてパリ大学へ。
以後、フランス在住。映画監督のかたわら、仏語でこの本を上梓)
※ 友人からのメールに添付されていた写真。
お値打ちだったんだそう(裏山椎茸)。
タメ息…。
今、一番、買いたいもの。

