17日①桜庭一樹「贋作・里見八犬伝 伏」  Merci Madame S.


徹底的なエンタテイメント小説。

そして、時代もの。

タイトルで分かるように滝沢馬琴「南総里見八犬伝」の波及作品。

波及と云っても、ひねりあり。


まず、構造が2重。

主人公はちゃんといて、贋作を書く登場人物が馬琴の息子と設定。

で、お江戸、時代もの小説が出来上がっているんです。


なので、里見八犬伝のすべてがストーリとして展開するんじゃない。

あくまで、独立したお話しのベースがあるんです。


まっ、漫画みたいに読んでフムフムという感じの読書。

全365ページと厚めの文庫本。

のんびり肩の凝らない本ってときにいいと思ふっです。


(面白いけど、再読はなしでしょ、きっと)




おしまい。





※ 日曜日の海岸通り。

  自転車レース開催で、こんな特設コナーも。

  参加無料ですから。

  お休みの日の子どもたちはシアワセそう。

  17日②初めての