徹底的なエンタテイメント小説。
そして、時代もの。
タイトルで分かるように滝沢馬琴「南総里見八犬伝」の波及作品。
波及と云っても、ひねりあり。
まず、構造が2重。
主人公はちゃんといて、贋作を書く登場人物が馬琴の息子と設定。
で、お江戸、時代もの小説が出来上がっているんです。
なので、里見八犬伝のすべてがストーリとして展開するんじゃない。
あくまで、独立したお話しのベースがあるんです。
まっ、漫画みたいに読んでフムフムという感じの読書。
全365ページと厚めの文庫本。
のんびり肩の凝らない本ってときにいいと思ふっです。
(面白いけど、再読はなしでしょ、きっと)
おしまい。
※ 日曜日の海岸通り。
自転車レース開催で、こんな特設コナーも。
参加無料ですから。
お休みの日の子どもたちはシアワセそう。