初めての作家さん。
時代もの小説(短編2篇、中編2篇)。
同じ登場人物が現れたりする、ゆるい連作。
いいです。
藤沢周平を思い出してしまう。
この本、この作家さんのデビュー作。
なので、パーフェクトとは言えないけれど、とてもチャーミング。
ひとつ、人間愛が溢れていること。
ふたつ、主人公の品格が高い。
文章も清廉でいいなっ。
友情、父と娘の情愛、夫婦愛……。
プラス、多少の縁でも、それを大切にする心。
それぞれが、奥ゆかしくかな、言葉にならない綺麗さがある。
デビュは、2004年。
まだ、上梓されている数は2桁未満。
追っかけて読みたいと思ってしまった。
(は~ぁ、日本に住んでいたら。。)
おしまい。
※ 久しぶりの外食。
去年9月にオープンしたスイス・レストランへ。
十数年ぶりのチーズ・フォンデュ。
歳かしら??
美味しいけど……、ちっと、パワフル過ぎでございましたことよ。。