15日①梨木香歩「沼地のある森を抜けて」


再読だけれど、このブログにアップしてない記憶。

なので、

☆つきカテゴリに入れました(限りなく5に近い☆4)


この作家さん、いつも、かなり独特の小説。

「西の魔女が死んだ」で、一般的に知られてるとは思うのですが。

今日の本は、きっと好き嫌いアリ。

友人のひとりは「訳わかんない」ってことでした。


のほほんと読んでいたら、知らぬ間に背筋を伸ばしていたという感じ。

生きるものすべてを土台にした物語り。

壮大ですよ。

入り口は台所の「ぬか床」。

(漬け物を漬ける、アレ)


ごくごく身近な人間、隣りに生きてる菌(乳酸菌とか、水虫も」、生きてる!

はびこるんですね、それぞれの方法で。

人も、アメーバも必死で子孫繁栄。


でもさ、子孫繁栄って、何?

(あっ、これはこの小説に非ず…、そんなことも考えるよってことで)

いや、それが普通に物語として小説としてストーリ展開してゆく…。

不自然じゃなく。

ちょっと、怖さまで感じさせて。


独特です。

とっても魅力的。

面白い。


たまに、こんなん読みたいな。




おしまい。






※ 道路わきの花壇も春。

  でも、毎年 ? って思う。

  ほら、フラって洒落てるという先入観があるけれど、花壇は…。

  花を植えましたってだけみたいに見えません?

  この時期、いつも同じ感慨を持ってしまふ…。

  15日②春花壇