16日①野沢尚「ひたひたと」


夏じゃあるまいし?

何故か、怖いのを読みたくなって引っ張り出してきました。


もう亡くなってしまった野沢尚、最後の本です。


怖いですよ。

トラウマとなってしまった女性の辛い状況…。

それを断ち切った心の傷の吐露。

幼いころの体験が現実にまで追いかけて……。


五角形の部屋、五角形のテーブルに集まった5人の恐怖話し…。

の、はずが未完。

2篇の短編が完成しており、本書に。


プラス、未完成作品「群生」のプロットも併載。


なかなかの読み応え。

(決して中途半端な文庫とはなっていない)



おしまい。





※ よっく、見てね。

  これだまし絵の壁(写真クリックで拡大。ベランダの植物がバレバレ?)。

  街の中で、絵をよく見かける。

  今日更新のhttp://lapiefr.exblog.jp/ は、画材屋さんのウィンドーの絵を。

  ちょっと、笑える(!?)。

  16日②だまし絵