もっともニガテな歴史小説の大家。
でもでもでも。
この本、まったく、歴史小説ではありません。
ある種の青春譜。
びっくりするほど情緒たっぷりで…。
読み始めて驚いてしまった。
(以前、「海辺の小さな町」という、青春小説にも驚いたけれど)
いえ、熟語がね、すっごく装飾っぽくって、甘くって、観念的で、なになにっです。
でも、悪くないです。
(著者名を確認するほど、歴史小説とはイメージが違うだけで)
解説を読んで納得。
ほとんど、処女作なんですね(中編2篇、短編1篇が併載)。
あとがきに、
フランス文学の新庄義章、立原正秋に認められた作品とあるました。
この後、頑張って小説家への道…。
ふう~む、ふむの読書でした。
おしまい。
※ 典型的な、こっちのレストランのサーバー・コーナー。
パンをざくざく切ってステンレスのパン入れに入れてるギャルソンさん。
たまに、チョウチョウ・イケメンさんも居たりして~。

