16世紀半ば、長崎にポルトガルの宣教師ルイス・フロイスという人がいたと本書に。
その人が、
「日本ではあいまいな言葉がいちばん優れた言葉で、もっとも重んじられている」
と、語ったそう。
で、筆者はこれが長年きになり、調べまくってこの本を上梓。
ふむふむ。
例えば、
中国では、大半が9割・多半が7割・一半が5割・少半が4割。
日本では、大半という表現があるけれど…あいまい。
と、いうように、普段、よく使われている日本語の根掘り葉掘りが書かれた本。
著者は言語学者ではなく、哲学科卒業の雑誌編集・新聞記者、後年は文明評論家(?)。
まあ、エッセイみたいだなあと、思いました。
個人的なコジツケではとも思われそうな部分もあったり?
軽く読みましょう、かな?
おしまい。
※ メルヘンな空間。
これ、とある医療関係の診療所・待合室。
可愛いのですよ。
いや、小児科ではありません。
患者さん、大人が多かった。

