大物作家、読んだことがあるような気もするけれど…。
初めてのような気分で読書開始。
全8篇の短編集(江戸、時代もの)。
読み進めるほどに辛くなりました。
読みやすい、納得できる。
時代背景に即した短編なのでしょうが、不運の人はあくまで不運で救いがない。
タメ息もので読了。
最終に収められた表題作「孔雀茶屋心中」も然り。
幼い頃、大水害で離ればなれになった姉と弟。
姉は、何不自由のない大店の奥様。
弟は助けられて、陰間茶屋へ売り飛ばされて…。
数奇な運命は、ふたりを買う年上女と買われた男となって。
弟が姉を殺して無理心中…。
他の作品も、悲惨な、または愚かな生き様物語ばかり。
イヤスミ(嫌な気分になるミステリ)ファンという方々がおいでとか。
そんな方々には、とっても、お奨めっです。
ワタクシは嫌い。
おしまい。
※ 季節は、もう10月の下旬に突入。
ウチの前の中央分離帯の花も多少の変化?
今日更新の http://lapiefr.exblog.jp/ は、そんな植物のワンショット。
黄色の花、赤い実。ちょっと季節外れかな。
↓は、鳥の羽がのっかって目についた白い花(羽ひとつで華やかに変身)。

