食べ物にまつわる短編小説集(全7篇)。
父と娘、母と娘、祖母と母と娘、恋人同士、同棲10年カップルなど。
そして、
1篇のみ男性が主人公で、あとは女性主人公。
ほろっとしたり、少し理不尽だったり。
まっ、ふわりと読める作品が多いです。
(1篇は、ちっと辛いかな)
しっかし、この作家さん、食いしん坊みたい。
(「食堂かたつむり」など、その代表作品でしょう)
かなり、食にこだわった料理が登場します。
でも、食べたくなる、またはお腹がすくとならないんですねえ。
これ、不思議。
淡々と、読んでしまった。
惹かれなかった、とも云える。
(この作家さんの「喋喋喃々」という長編は好きでしたが)
おしまい。
※ 1年ほど前にオープンした、近所のアジア飯屋。
丸い看板はお寿司の写真。
一度、覗いては見たけれど、怪しすぎて…。
(日本人の姿は厨房にも店内にもナシ)
はあ、美味しいお寿司屋さんがあったらなあ~。