6日①江國香織「やわらかなレタス  Merci Piro-chan.


ハズレなくって、確実にホッとできる本、江國本。


エッセイ集です。

初出は週刊文春2010年1月~10月までの連載40本)。


食べ物にちなんだエッセイ。

しかし、笑っちゃうくらい江國ワールド。


タイトルになったエッセイは、ピーターラビット・シリーズの1冊から発想。

  レタス畑で、ちょっと盗んで食べちゃうピーターラビット。

  それが見つかって逃げる…。


そのレタスって、自然の中の雑草を食べてるピーターラビットにはやわらかいだろう…。

とっても、柔らかくって美味しいだろうなあって想像は江國さん。

(ピーターラビット本の中には「やわらかなレタス」の表記はない)


あきれるくらい江國ワールドで堪能しちゃいました。

なんせ40本、どれを読んでも彼女の感性。

(これ、ファンじゃなければ理解不能でしょうが)


まっ、ほんと楽しかったと。

ウレシイ読書だったと。

……ですです。



おしまい。






※ オリーブの実と同じくらいの小さな実。

  名前は謎…。でもね、食べられる。

  ちょっと、シワがよったくらいの方がエグクないんだって。

  種が大きいので食べられる部分はちょっとだけ。味は梨に似てる。

  (この写真のはシワがより過ぎ、ドライフルーツっぽい)

  6日②オリーブの実みたいな