23日①山本兼一「火天の城」  Merci Madame S.


この作家さんの小説って、歴史小説だと思って読んでしまう。

違うんですよね、時代小説?

でも、それとも違うような気がするのは何故でしょう。


ホンモノっぽい書き方だからでしょうか。


本書は、織田信長のお城「安土城」を建てた棟梁親子のお話し。

親から子へ、伝承…、巧みの世界。

親子の確執も浮き彫りにされています。

(この辺りは、現代にもあるでしょ)


ただただ、面白い。

ただただ、愉しんで読みたいなと、思います。


(あの誤解が多い「利休にたずねよ」を思い出してしまった。、

 読み手が歴史小説と読んでしまうから、あらぬ云われ方をすると思う)


その小説としての発想・展開と捉えて愉しめばいいのにと思います。


そうそう、忍者って「乱波」って呼ばれるの?

この本で初めて知りました。

(甲賀の乱波が出てくるよ)




おしまい。





※ 青空。秋の空色が数日続くニース。綺麗~。

  今日更新の http://lapiefr.exblog.jp/ は秋の青空がテーマ。

  素晴らしい空色写真が撮れちゃった(ガッツ・ポーズ。云い方、古い?)

  23日②秋の空