主要登場人物がすべて主人公に感じられる小説。
面白いです。
主な舞台は東京新宿歌舞伎町。
長崎は五島列島のひとつから出てきた赤ちゃん持ち二十代そこそこ女子。
(会員制クラブのホステス・ちっとタレント。夫は同郷のホストのち選挙戦手伝い)
秋田からふらり上京した三十路一歩前の男子。
(バーテンダー。この話しの主要になる国政選挙へ出馬)
大阪から夫を亡くして上京、心機一転、クラブを立ち上げた四十ちょい女。
(大阪からの古馴染みはヤクザ。で、彼と結婚、姐さん?専業主婦へ)
プラス、四十代男のチェロ奏者と、その姪。
でもって、 ↑ のおばばちゃん(もう100に近い)
いや、複雑に絡むのだけれど、分かりやすく展開。
読み進めて行くと……
人生って「猿蟹合戦」かも…。
ラストの長閑さいいです。
ここの主は、おばばちゃん。
大きく絡めるようにまとめるんです、お話しを。
爽やか(??)読後感。
吉田修一に大拍手っでした。
おしまい。
※ 100%カカオに惹かれて購入。
で、ひとカケをかぷり。
きゃっ、にがい。でも、旨みたっぷり、ナメラカで…。
うん、癖になるかも。