15日①M・パール「ダンテ・クラブ」  


再読ですが、ブログを始める前に読んでたものなので☆を付けてアップ。

確信できる、なかなか本。


1868年、南北戦争直後のアメリカ・ボストンが舞台。

ダンテの「神曲」を訳すという趣旨の「ダンテ・クラブ」がタイトル。

そこに集まる主要人物4人が話の軸になります。


いや、ダンテの「神曲」と聞いて、知ってはいるけれど?っです。

でも、本書は歴史ミステリ。

知識がなくっても大丈夫。


「神曲」の中の地獄篇に出てくる残酷な死に方を模倣する殺人事件…。


日本で云えば時代ものミステリ小説?


読ませます(再読でもグイグイ)。

なぜが、やはり、人間の本質がテーマだからでしょう。

引き込まれます。

本読みの醍醐味を満喫できる(いい気分)。


宗教って難しいですよね、小説として愉しむって。

たぶん、ダンテの「神曲」という本自体が特異なのかもしれない。


まっ、お時間がある人、読んでみてってことで。




おしまい。





※ 陽射しが低くなって、秋を実感。

  営業開始のテラス・レストランのテーブルも陰がきれい。

  絵になるなっ、と、ワンショット。

  写真だけ撮って、食べずにパス。

  お店の人、ニコニコして、また来てねぇ。優しいなあ。

(塩・胡椒、そして、ココあたりではオリーブオイルが置いてある)

  15日②秋