19日①桐島夏生「玉蘭」


上手に生きようと頑張ってきた二十代後半の女性が主人公。

小さい頃から優等生、東京での学生生活、

就活も頑張り、何とか出来たのに……行きづまり。

恋もうまく運ばなくて、人生のリセットを企て、中国へ語学留学。


かの地でも、不眠症…。

そこへ、もう一人の主人公と云える親戚筋の幽霊登場。

このあたり、しっかり、最後まで読むとなかなか面白い設定・ストーリー展開。


けれど……、イマイチ…。


先週、同じ作家の「頬にふりかかる雨」を再読。

初読より、うんと好印象。

なので、もう一冊、再読をと手に取った1冊だったけれど……。


やはり、この本のイメージなんですね、この作家さん。

(あくまでワタクス個人の感覚)


生きるのが不器用でも、

どこかしら魅力があってほしいのです、小説の主人公は。


この主人公、ないのですよね。

可愛くない、これが現実かもしれないけれど。


まっ、そんなこんな。

再々読はないでしょう。

(でも、表紙好き。なので処分はしない)




おしまい。





※ 今週に入って、ぐっと減った観光客。

  下の写真は↓ 午前10時のビーチ・レストラン。

  先週までとは違い、人影まばら。

  今日更新のhttp://lapiefr.exblog.jp/ は、ちょっと、疲れが出てきた?

  そんな心象風景のワンショットを。

  19日②ビーチレストラン