再読だけれど、このブログを始める前だった気がします。
久しぶりの時代もの小説(12編の短編集)。
ご存じ、慶次郎縁側日記(シリーズ全18冊)の5冊目。
江戸市井に暮らす普通の人たちが主人公。
兄弟思いで、自分の幸せは二の次、ほろり切ない小間物売り、
健気に駆け出す店の女中、
なに不自由ない暮らしの中で魔が差す女将などなど。
表題作「蜩/ひぐらし」は、
シリーズ1冊目から登場の吉次親分(マムシのニックネーム)の色恋沙汰。
あのゴミの中に住んでる嫌われ者の親分さんにいい人が?
これ、珍しいでしょ。
珍しいものが、もう1篇。
なんと働きたくない怠け者の不精な男が主人公のお話し。
やぶれ寺に住みついての暮らし。
生きてよし死んでよし。
なかなかっで、惹かれまする。
秋が恋しい?
ヒグラシは、そろそろ啼きだす季節だもの。
おしまい。
※ 15日、日本は終戦記念日。フラも祭日(聖母被昇天祭)。
数日前、新しいカメラが到着。
ちょっと、テストで撮ってみちゃた。どうでしょう?