女性が主人公のハードボイルド・ミステリ。
この作家さん初めてのヒット本とも云える本です。
主人公がよい、村野ミロ。
心に傷を持ってはいるけど強い。
ハードボイルドの主人公として必須条件でしょう。
(5冊のシリーズ本)
シリーズ1冊目の本書。
相手役?犯人なのだけれど、この男性が魅力的。
女性が惹かれる人物設定は拍手もの。
そして、主人公との距離感がいい。
この本、女性が書いた女性のためのハードボイルドかも。
内容、結構、過激。
新宿2丁目が主人公の住まいだし、
お隣はフィリピンパブの寮っぽいし、
ヤクザが出てくるは、死体愛好・ネオナチまで登場です。
でも、きっちりした設定、小気味よいストーリー展開。
まさに、一級品。
? ひょっとして、この作家さんの作品のなかで一番好きかも。
そんなこんな、
贔屓の引き倒しになりそうなので、この辺で。
おしまい。
※ 立秋が過ぎたと思ったら、桔梗をもらう。
ほんと、秋の風情。季語を調べたら初秋だそうで。
明日(土曜15日)更新の http://lapiefr.exblog.jp/ は、最後の夏の花の photo を。
だって、秋は名のみ… まったくもって猛暑は続いてる。