11日①嶽本野ばら「タイマ」  Merci Madame S.


2007年、大麻取締法違反で逮捕された著者。

執行猶予期間が終了した、2010年に上梓されたのが、この本。


創作と実体験を、ない交ぜに風変わりな恋愛小説に仕上げてあります。

かなり個性的で、彼らしさ満載。


でも、やはり、小説家としてのデビュー作である「ミシン」や、

代表作の「下妻物語」の方がいいな。


この作品、

やはり、現実が根強く感じられ過ぎる。

小説として、プロらしく纏めてあるけれど。

登場人物たちに強い個性はあるものの魅力は少ない。


ちょっと、痛々しさも……。

自分自身に幻滅してるんじゃないかとさえ。


……、今年4月に再逮捕されてしまっているし。




おしまい。







※ 何回目かな、ミニ登場(何度も、スンマソン)。 

  これ、クラッシック・ミニ。

  ヘッドライトに「まつげ」が付いてるんだもの。

  かわゆいでしょう??

  (色がもっと派手ならいいのになっ)

  11日②ビンテージ