15日①松井今朝子「奴の小万と呼ばれた女」  Merci Madame S.


200年くらい前の大阪に、実在した人のお話し。

ほほ~ぉ、っです。


  主人公となる女性は、大阪屈指の豪商の娘。

  跡取りとなる兄もいるので、好き放題に甘やかされて育つんです。


  でも、真っ当な人柄。

  大きくなるにつれ、女の生き方に疑問を。

  武術も習って、嫁に何て行きたくないと心底、思う。


  好きになった男には体ごと体当たり。

  ひょんなことから武勇伝っぽいことになってしまって、

  それが、歌舞伎の題材にもなったそうで。


当時としては、かなり風変わりな生き方。

けれど、実在した人物の実際を想像して書かれたもののようで、

面白おかしいくらいの事件は少ないんです。


もっと作り込んで、読み物的に愉しかったらいいなっと思ってしまった。


いえ、結構、愉しんで読みましたが…。




おしまい。






※ 日本で乗馬というと、ちょっと珍しいのでは。

  ここでは、割と身近に愉しめるみたい。

  車で、少し郊外へ出れば、厩舎を見かけることも多々。

  馬って、オトナシイ。

  ゆっくり、カメラを出して撮っていいって聞いたらOKだって(笑)。

  15日②厩舎