27日①宇江佐真理「夕映え」  Merci Madame S.


時代小説の女性作家じゃ、ビックネームのお一人。

でも、初期の本には、あれって本もあたような…。


この本、そのアレっに近いです、残念ながら。

ハズレたと感じたのは、歴史を踏まえていたいという想いが出てた本でした。

(調べたことは全部書きたいってのが見えてしまって)


この本は、やはり、プロになって長年なので上手に史実を挟み込んでいます。

でもね、やはり、時代小説が彼女の身上なのじゃないかと。

歴史小説は、そぐわないなあ。


上下巻じゃなくって、

歴史の手引書風原稿を大幅にカットして1冊がいいな。


話しは、江戸から東京への過渡期、江戸(東京)が舞台。

「おでん屋」を営む主人公。

夫は、浪人から岡っ引きとなった元武士。

この二人の数年間の夫婦物語。

しっとり、この作家さんらしいもの。


歴史の文章を飛ばしつつ読めば面白いかな?

(だからこそ、二重に面白いという方もいらっしゃるとは思いますが)




おしまい。






※ ビーチに監視塔の設置工事。

  ビーチへ降りる階段も、先週完了してシーズン準備は整ったみたい。

  今週末から、観光客の随分増えてきたし、本番はすぐそこ。

  27日②夏の準備