時代小説の女性作家じゃ、ビックネームのお一人。
でも、初期の本には、あれって本もあたような…。
この本、そのアレっに近いです、残念ながら。
ハズレたと感じたのは、歴史を踏まえていたいという想いが出てた本でした。
(調べたことは全部書きたいってのが見えてしまって)
この本は、やはり、プロになって長年なので上手に史実を挟み込んでいます。
でもね、やはり、時代小説が彼女の身上なのじゃないかと。
歴史小説は、そぐわないなあ。
上下巻じゃなくって、
歴史の手引書風原稿を大幅にカットして1冊がいいな。
話しは、江戸から東京への過渡期、江戸(東京)が舞台。
「おでん屋」を営む主人公。
夫は、浪人から岡っ引きとなった元武士。
この二人の数年間の夫婦物語。
しっとり、この作家さんらしいもの。
歴史の文章を飛ばしつつ読めば面白いかな?
(だからこそ、二重に面白いという方もいらっしゃるとは思いますが)
おしまい。
※ ビーチに監視塔の設置工事。
ビーチへ降りる階段も、先週完了してシーズン準備は整ったみたい。
今週末から、観光客の随分増えてきたし、本番はすぐそこ。

