今日、読了したのが井上荒野「キャベツ炒めに捧ぐ」。
(来週半ばにアップ予定)
この10日間で、3人の二代目作家の本を読んだことになりました。
井上荒野は、ご存じ井上光晴の娘。
一昨日、ココにアップした江國香織は名エッセイストの江國滋の娘。
今週、一番目だったのが森茉莉は、
文豪と冠までついてしまう森鴎外の娘。
どうなんでしょうね、父親が物書きで自分もって。
心ならずも書いてしまったってこともあるのかな。
しかし、しかし、
この3人、多様に素敵な本を書く人たち。
親がどうのって関係ないと云えちゃうレベルになってるもん。
それが、すごいな。
残念なのが、森茉莉(1903年ー1987年)。
生活のために書きはじめたってことで出だしが遅い。
プロっぽくなるのは60歳超えてって感じなのだもの。
加えて、ご本人、書くことへの執着も薄そう…。
作品数、とても少ない。
あの時代、もっと書いてくださってれば…、でも、そういう人でもなさそう。
まっ、あとのお二方は、まだまだ現役。
これからも愉しみです。
おしまい。
※ 昨晩は、いいお月様(こんな写真でスンマソン。中央右寄りが「月」)。
でも、春って夕暮れ過ぎた頃がきれい。
今日更新の http://lapiefr.exblog.jp/ は、「灯ともし頃」って名付けた写真。
独特な色、「青藍/せいらん」の世界。

