31日①藤田宜永「壁画修復師」  Merci Madame S.


初めての作家さん。

(1950年生まれ、直木賞も受賞した著名作家)


舞台はフランス。

タイトルからの想像通り、田舎の古い教会の壁画修復師のお話し。

(実際、日本人の方も居るそう)


フランスの田舎って、半端ない田舎が多いのだけれど…。

(日本人を初めて見たって年配の方さえいるんだもの)

そこで、淡々と仕事をこなすだけでも、ある意味、カッコイイのに、

心に傷持つ人を癒してしまうんです、主人公。


短編連作(全5篇)。


いや、なかなか読ませてくれちゃう。

(わっ、偉そうでスンマソン)


でも、個人的に、イマイチで、

なんだか、気取ってるみたいなんだもの。

話しが上手すぎるストーリー展開で、しらけてしまう。


読了後、タメ息。

入り込めない小説でした。

読ませる本だけれど…、好きじゃないってことで。

支持する人も多いんじゃないかなっとは思いますが…。

パスっです。


(で、驚いたのが、ネット検索したら作家・小池真理子氏とご夫婦!!

 きゃ、彼女も小説も大嫌い。わうっ)




おしまい。

 






※ ほんと、フランスっぽくない洋服屋さんが目に付くこの頃。

  この写真のお店もそう。

  フラ人は買わないでしょう……。

  この二人もロシア系の方。

  変わってゆくのねえ、ココも。

  31日②ロシア系