この作家さんのデビュー作、「パラサイト・イブ」が良かったので期待。
長編です(578ページ)。
疲れた。
面白いとは言えるけど、好きな分野ではなかった。
骨格になるのはエジプト、19世紀の考古学。
主人公、少年時代と小説家として3作目を書きあげてる最中(この本)が交互に登場。
時間・場所が、自在に変化して話が進む、SF。
窓口になる博物館の設定は巧み。
脇の登場人物もよいです。
少年時代の記憶から発展させるだけで話を展開してくれてたら…。
この内容なら、
せめて、300ページ以下の小説であってほしい。
小説家としての裏話が多過ぎ、くどい。
読者として、関係ないもん、書いてる時の苦労話なんて。
(小説家になりたい人だったら、ウレシイ?)
ちと、不満ばかりの読書。
要するに、個人的に合わない本だったみたい。
こういうこともあるさ。
おしまい。
※ 遠目、とってもシャープで素敵。
で、この後、お顔を拝見したら……。
とっても、お歳を召してるようでびっくり。
いや、日本人かな、年相応って考えちゃう。
(ゴメンナサイ)

