19日①瀬名秀明「八月の博物館」  book off Paris.


この作家さんのデビュー作、「パラサイト・イブ」が良かったので期待。


長編です(578ページ)。

疲れた。

面白いとは言えるけど、好きな分野ではなかった。


骨格になるのはエジプト、19世紀の考古学。


主人公、少年時代と小説家として3作目を書きあげてる最中(この本)が交互に登場。

時間・場所が、自在に変化して話が進む、SF。

窓口になる博物館の設定は巧み。

脇の登場人物もよいです。


少年時代の記憶から発展させるだけで話を展開してくれてたら…。

この内容なら、

せめて、300ページ以下の小説であってほしい。


小説家としての裏話が多過ぎ、くどい。

読者として、関係ないもん、書いてる時の苦労話なんて。

(小説家になりたい人だったら、ウレシイ?)


ちと、不満ばかりの読書。


要するに、個人的に合わない本だったみたい。

こういうこともあるさ。




おしまい。







※ 遠目、とってもシャープで素敵。

  で、この後、お顔を拝見したら……。

  とっても、お歳を召してるようでびっくり。

  いや、日本人かな、年相応って考えちゃう。

  (ゴメンナサイ)

  19日②年齢不詳