6日①藤沢周平「又蔵の火」  Merci Madame S.


藤沢周平、初期の短編集(全4篇)。

いいけれど、哀しいってイメージがあると決め付けていた頃の未読本。

(短編集として、2冊目)


運が悪いというか、不運がどこまでも付いてくる主人公ばかり。


でも、今回、読んいて、人ってこんなものかなって思えたり。

タメ息つくけど、人間って健気だなあ、と、思ったり。


よく市井の人の生き方を…、

こんな言い方を聞くと嫌悪感を持ったけれど、素直に聞ける。


4篇とも、惨め過ぎだったり、哀し過ぎだったり。

でも、生きてるんです。

お粥すすって、ボロを纏ってても、目は物を、人を見て、心を動かす。


今回、強く感じたました。


藤沢周平の小説って登場人物が、ちゃんと生きてる。


読み応え、深かったです。



おしまい。





※ 終了したカーニバルの写真をチェックして、この写真をアップ。

  フランス人らしい美人。

  カトリーヌ・ドヌーブのような金髪ってフラ人としては外れるもの。

  ソフィー・マルソー系美人? これがフラっぽいなと。

  (ぜひ、写真クリックで拡大を!)

  6日②馬上の…