藤沢周平、初期の短編集(全4篇)。
いいけれど、哀しいってイメージがあると決め付けていた頃の未読本。
(短編集として、2冊目)
運が悪いというか、不運がどこまでも付いてくる主人公ばかり。
でも、今回、読んいて、人ってこんなものかなって思えたり。
タメ息つくけど、人間って健気だなあ、と、思ったり。
よく市井の人の生き方を…、
こんな言い方を聞くと嫌悪感を持ったけれど、素直に聞ける。
4篇とも、惨め過ぎだったり、哀し過ぎだったり。
でも、生きてるんです。
お粥すすって、ボロを纏ってても、目は物を、人を見て、心を動かす。
今回、強く感じたました。
藤沢周平の小説って登場人物が、ちゃんと生きてる。
読み応え、深かったです。
おしまい。
※ 終了したカーニバルの写真をチェックして、この写真をアップ。
フランス人らしい美人。
カトリーヌ・ドヌーブのような金髪ってフラ人としては外れるもの。
ソフィー・マルソー系美人? これがフラっぽいなと。
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