19日①眉村卓「黄色い夢、青い夢」


名前も知らなかった作家さん。

(SF作家、1934年生まれ。で、その筋では知られているみたい)。


読んでみたら、結構、面白い。


まず、この本、ショート・ショートと呼ばれる、短編よりも短い作品集(39本)。

時代は、1960年代からの作品。

舞台も、団地と呼ばれる生活空間。

(掲載誌の大半が、団地ジャーナルと云う地域紙)


それも、SFです。

…特異です。


同じ間取り、同じ年代の人たちが多く住むことにより出現する幻想?

かなり、怖いなっと思える作品から、

クスッとできるものまで、カラフルです。


ただ、ちょっと時代感が…、古い。

それがなかったら、もっと楽しめるのにと思いました。

(それが魅力になる作品もアリですが)


こんな感じのショート・ショート集、もっと、あればいいのに。

最近の作家さんで、この手の本が読みたいな。




おしまい。






※ これ、日本でもある、お祭りの屋台みたいなもの。

  寒い時期なので生ガキ、あと後ろのは茹でたエビや貝。

  白いプラスティックの皿でサービスしてくれる。

  もちろん、ワイン・ビールもあり。

  (黄色の半袖っ、気温20℃ないのに、強いマダム!)  

  19日②屋台