29日①野中柊「このベットのうえ」  Merci Madame K.


この作家さん、まだ、3冊目。

割りと、淡々とした作風で気になっている作家さんです。


で、ですね。

この本、短編の恋愛小説(全8篇)なんだけれど、惹かれた…。

面白いってわけじゃないんです。

あれっと思わされてしまうというか。


まず、全編、叶うはずが愛というか、

ダメになる可能性が高いというか、


明日を期待していない恋愛ばかりなんです。


可愛かったりしない恋心。

? ヘンですね(笑)


それが、とても現実的で…ちっと、タメ息。


切ないのとは違う。

(裏表紙のコピーには、「切ない」という言葉が使われているけれど)


いや、現代ですね。

結婚なんて話題は出ない。


はかない。

これが一番ぴったりかな?

でも、なかなか魅力的な短編集なのです。

(数年後、もう一度、読んでみましょ)




おしまい。






※ 日本でも見かけてたけれど、水をあげない「緑」。

  机に転がしてるだけで、生きてる植物。

  最近、よく見かける気が。

  人気あるのかな?

  日本ではどうでしょう?

  29日②水遣りナシの植物