2006年にお亡くなりになった米原万里。
亡くなってから、遺作として出版された同書は、
タイトルにあるように、世界各国の似た諺を彼女の個性で纏め解説したもの。
バシバシ本音が羅列。
今の世の中の流れを彼女が見たら、ねっ、この本に書いてあるでしょっ!
っと、言いそうだなあと思いつつの再読。
富めるもの、貧するもの。
勝者と敗者。
お互いのことを知らなさすぎる怖さ。
そして、
この本には出てこないけれど、管理するものと管理されるもの。
ちょっと、落ち着いて考える時期が来ているんじゃないかなと思ふ。
知っていること、知らないこと。
想像だけのもの、事実であると思うもの。
いろんないろんなこと。
まずは、一人で、自分の頭で考えたいです。
この本は、彼女が一人で悶々と考えたことの一部。
参考になるんじゃないかな。
アメリカ一辺倒じゃなくって、
違う視点もあるってことの証だと感じます。
(イスラム社会のが手元にないのが、偏ってる証拠かも)
おしまい。
※ フランスは、今、少しだけヒステリック。
下の写真のスローガンみたいなものがいたる所に。
" JE SUIS CHALIE "
直訳すれば、 「私はシャルリです」。
シャルリは、テロで12人が命を落した出版社の名前。
だから、ワタシもシャルリと一緒だよって宣言かな。