12日①米原万里「他諺の空似」


2006年にお亡くなりになった米原万里。

亡くなってから、遺作として出版された同書は、

タイトルにあるように、世界各国の似た諺を彼女の個性で纏め解説したもの。


バシバシ本音が羅列。

今の世の中の流れを彼女が見たら、ねっ、この本に書いてあるでしょっ!

っと、言いそうだなあと思いつつの再読。


富めるもの、貧するもの。

勝者と敗者。

お互いのことを知らなさすぎる怖さ。


そして、

この本には出てこないけれど、管理するものと管理されるもの。


ちょっと、落ち着いて考える時期が来ているんじゃないかなと思ふ。


知っていること、知らないこと。

想像だけのもの、事実であると思うもの。


いろんないろんなこと。


まずは、一人で、自分の頭で考えたいです。


この本は、彼女が一人で悶々と考えたことの一部。

参考になるんじゃないかな。


アメリカ一辺倒じゃなくって、

違う視点もあるってことの証だと感じます。

(イスラム社会のが手元にないのが、偏ってる証拠かも)



おしまい。





※ フランスは、今、少しだけヒステリック。

  下の写真のスローガンみたいなものがいたる所に。

  " JE SUIS CHALIE "

  直訳すれば、 「私はシャルリです」。

  シャルリは、テロで12人が命を落した出版社の名前。

  だから、ワタシもシャルリと一緒だよって宣言かな。

  12日②JE SUIS CHARLIE     12日③おまけ