11日①出久根達郎「安政大変」  Merci Madame S.


読んでみたかった作家さん。

古本屋さんで、自分も作家になってしまった方です。

きっと、いっぱい本を読んでいるんだろうなあ。


時代ものっです。

今までに読んだ時代もの小説と、趣が少し違う気がします。


登場人物が部をわきまえているというか…。

そして、現代から見たら古くさいことが自然に信じられるんです。

例えば、ムカデから妙薬をつくったり、

例えば、温泉へ行って子宝を授かる(妊娠する)…。


短編連作。

共通するのは安政の大地震。

これで死んでしまう人、どっこい生き残る人。

その前後のお話し。


それぞれの主人公も多岐にわたっています。

読み書きの先生、訳有の隠居、井戸掘りと夜鷹などなど。



文章も読みやすいし、口説くなくってさっぱり。

とても、面白く読みました。




おしまい。






※ 昨日のTVのワンシーン。

  テーマ、シャンパーニュは、どうして高いか。

  このオジサマはソムリエ。

  シャンパーニュって、材料の葡萄の世話から、

  製造工程の手間暇がワインよりもとても大変なんだそうで。

  瓶を寝かせておくだけじゃなくて、1日1度は回転させるとか…。

  スンマソン、簡単に説明できない~

  11日②ソムリエ