読んでみたかった作家さん。
古本屋さんで、自分も作家になってしまった方です。
きっと、いっぱい本を読んでいるんだろうなあ。
時代ものっです。
今までに読んだ時代もの小説と、趣が少し違う気がします。
登場人物が部をわきまえているというか…。
そして、現代から見たら古くさいことが自然に信じられるんです。
例えば、ムカデから妙薬をつくったり、
例えば、温泉へ行って子宝を授かる(妊娠する)…。
短編連作。
共通するのは安政の大地震。
これで死んでしまう人、どっこい生き残る人。
その前後のお話し。
それぞれの主人公も多岐にわたっています。
読み書きの先生、訳有の隠居、井戸掘りと夜鷹などなど。
文章も読みやすいし、口説くなくってさっぱり。
とても、面白く読みました。
おしまい。
※ 昨日のTVのワンシーン。
テーマ、シャンパーニュは、どうして高いか。
このオジサマはソムリエ。
シャンパーニュって、材料の葡萄の世話から、
製造工程の手間暇がワインよりもとても大変なんだそうで。
瓶を寝かせておくだけじゃなくて、1日1度は回転させるとか…。
スンマソン、簡単に説明できない~