4日①藤沢周平「麦屋町昼下がり」 Merci Madame S.


藤沢周平です。

いや、全く、別格。

さくさく読めても軽くない、凛としたヒロイン・ヒーローばかりだし。

文句なく愉しんで読了。


文庫320ページ、4作品(長め短編集)。


4本のうち、3本は武士(二十代、三十代、四十代)。

残り、1本は、頼りない夫を支える武道もこなす妻の活躍話し。

(夫、武道より書物で気も小さい。こんなストーリー、珍しい?)


其々が、テーマは違うものの困難な問題に遭遇するも跳ね返すストーリー。

なので、読んでで気分がいいです。

(これ、うれしい誤算。物悲しさがあるのを覚悟してたけれど、ナシ)


ほんと、こんなに満足して読めるのって少ないな。

今さらながら、藤沢周平ってスゴイっと実感。



読んでない本、まだまだあってシアワセっ!!





おしまい。






※ そろそろ栗も最終。

  日本では「栗かのこ」「渋皮煮」「栗蒸し羊羹」…。

  フラにも、写真のような栗の季節菓子。

  中身はクリーム状に仕上げた栗がたっぷり。

   4日②季節もの