藤沢周平です。
いや、全く、別格。
さくさく読めても軽くない、凛としたヒロイン・ヒーローばかりだし。
文句なく愉しんで読了。
文庫320ページ、4作品(長め短編集)。
4本のうち、3本は武士(二十代、三十代、四十代)。
残り、1本は、頼りない夫を支える武道もこなす妻の活躍話し。
(夫、武道より書物で気も小さい。こんなストーリー、珍しい?)
其々が、テーマは違うものの困難な問題に遭遇するも跳ね返すストーリー。
なので、読んでで気分がいいです。
(これ、うれしい誤算。物悲しさがあるのを覚悟してたけれど、ナシ)
ほんと、こんなに満足して読めるのって少ないな。
今さらながら、藤沢周平ってスゴイっと実感。
読んでない本、まだまだあってシアワセっ!!
おしまい。
※ そろそろ栗も最終。
日本では「栗かのこ」「渋皮煮」「栗蒸し羊羹」…。
フラにも、写真のような栗の季節菓子。
中身はクリーム状に仕上げた栗がたっぷり。