28日①稲見一良「セント・メリーのリボン」  Merci Madane S.


男がロマンティストって、ある意味、カッコ悪いと思います。

でもね。

この本の主人公たちってロマンティスト、だけど、凄く、格好いい。

(きっと、この作家さんも ?


もう、亡くなって新作は望めません(1994年没)。

けれど、読んでない本を大切に読みましょう。


本書は、傑作短編集(5篇)。


たとえば、こんな1篇。

主人公、森の中で一人暮らし、大きな猟犬が家族。

生業は、犬探しのアウトロー探偵。


また、

ある事情で追われている主人公が、森の中で独りの老人と遭遇、助けられる。

その老人の見事な生き方を垣間見て…。


とかとか。


一風変わった設定だし、ストーリー展開だけれど、

誇り高い男の美学が貫かれてて惹かれます。


こんな人いたら、恋しちゃうなあ、なんて思いながら読了。

仕合わせ気分っです。

(この主人公たち? この作家さん? 両方ともっ!)




おしまい。






※ モーター付きの自転車( Cyclo Moteurとか、 Mobylette と呼ばれてる)。

  女性向の小物やさんのウィンドーで発見。

  田舎道を現役で走ってるところを観たことアリ。

  なかなか、カワユイ。

  何故か、お爺ちゃんが乗ってること多し。

  28日②昔の自転車