17日①佐川光晴「おれのおばさん」 Merci Madame S.


とっても、いい小説でした。

表紙…、もっと力を入れてくだいな。

(ちっとも、面白そうな本に見えないのだもの)


初めての作家さん。

1965年生まれ、そんなに若いわけではない。

けれど、この本、主人公は中学2年生男子。

よいです。

真っ当な男の子。


  難関の私立中学の入試を突破し、次は高校と勉強してるのに、

  単身赴任の父が高額の横領事件を起こし逮捕されちゃう。

  で、主人公は、おばさんが運営する札幌の児童養護施設にはいることに。


まっ、こんな感じの青春小説です。


ところがね、昔の小説じゃないのです。

今、現在がバックにしっかりあるのです。


とても、設定がちゃんとしてて、その上、個性的なおばさんがかっこいい。

人には、それぞれの苦労や希望や悩みや…恋もね。



ところで、この作家さん、専業主夫の生活で小説家。

「奥さん」は、「奥の人」ではなく小学校教諭の仕事の人。

小説家って大変だと思ふっです。


図書館で借りるっではなく、

本屋で購入して読んでほしいな、と、思える本でした。




おしまい。






※ 今日はナンチャッテ和食惣菜。

右のブックマークにある coco-ton レシピで作った「なすごんげ」。

  (大量のナスと大葉料理。彼女のブログはオベント&ねこさん)

  ニースの知人が家庭菜園の大葉をくれたのでマネッコ。

  美味しかっただす。

   17日②なすごんげ